米国の音楽業界最高の栄誉とされる「第53回グラミー賞」が13日(日本時間14日)、米ロサンゼルスで発表され、2人組ロックバンド・B’zのギタリスト、松本孝弘(49)がアルバム「TAKE YOUR PICK」で最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞を受賞した。日本人のポップス部門での受賞は史上初の快挙。「グラミーは長年の目標で、あこがれ続けてきた夢」と、松本は喜びを爆発させた。
グラミー賞の日本人受賞は過去、坂本龍一やシンセサイザー奏者の喜多郎らがいるが、ポップス部門での受賞は初。2007年にはB’zとしてロックの発展に貢献した著名人をたたえる「ハリウッド・ロック・ウォーク」に日本人として初めて殿堂入りしているが、さらなる快挙だ。B’zのボーカル・稲葉浩志はノミネートの際、「You are my hero!」と松本をたたえたが、この日は日本国内で一報を聞き、自分のことのように喜んでいたという。
受賞作となった「TAKE YOUR PICK」は、松本が米国のジャズ、フュージョンギタリスト、ラリー・カールトン(62)と共作し、ボーカルのないインストゥルメンタル(器楽曲)12曲を収録したアルバム。共に世界的ギターメーカー「ギブソン」社の顔として活躍する縁で、カールトンの呼びかけで実現したコラボだ。
09年にレコーディングを開始し、昨年6月に全世界で発売。日本ではインスト作品では異例のオリコン2位を記録、2人で日本ツアーも行った。ロックバンド「ドアーズ」のギターだったロビー・クリーガー、サックス奏者のケニー・Gら“強敵”を退けての受賞。2人は肩を組み、カールトンが「タクサン」と呼ぶなど、この日も息がピッタリのところを見せた。
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